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糖尿病・生活習慣病
  糖尿病ってどんな病気?
      糖尿病の治療
      糖尿病患者の現状
      糖尿病教室
最近テレビや雑誌などでよく耳にする「糖尿病」。
では皆さん、一体どんな病気かご存知でしょうか?
「おしっこに糖がおりる病気?」、「失明したり、透析になったり、足を切断する病気?」
きちんと説明できる人は少ないと思います。それは、病気自体の名前や、その合併症ばかりが一人歩きしているからだと思われます。

糖尿病とは、血液の中の糖分(血糖)が高い状態となり、血管が障害される病気です。

血液の検査が普及していなかった頃、病気の定義が確立されていなかった頃、尿の検査を行い、尿に糖が下りること(尿糖)で病気を見つけていたため、その病名がつけられたのだと思います。(現に血圧が高い状態を高血圧症といい、血液中の脂質の高い状態を高脂血症と言います。糖尿病も“高血糖症”と言うネーミングが正しかったのでは・・・。病名に“尿”という文字が入っていることが、病気のイメージを悪くしているのかもしれません。)尿糖の有無は、病気の定義とは一切関係ありません。
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食事療法、運動療法が基本。補足的に薬物療法をおこなう。

 糖尿病には様々なタイプがあることは、前項でお話しましたが、タイプだけでなく膵臓の状態、肝臓の状態、筋肉・脂肪の状態など人それぞれ違います。年齢、性別、家庭環境、仕事、嗜好も考えると同じ条件の人は絶対にいないと思います。そのため患者さまとよく話し、本に書いているような理想的な治療を押し付けるのではなく、その人が置かれている立場・病状を踏まえた上で、患者さまと一緒に一番いい方法を探していくことが大切だと思います。患者さまと医療従事者両方が納得行くような、その人独自のオーダーメイドの治療をしていきたいと思います。
 治療の基本は食事療法、運動療法です。当医院は糖尿病療養指導士(糖尿病専門知識をもった看護師)の資格をもった看護師と管理栄養士、医師によるチーム医療で生活指導を行い、定期的検査でその効果を判断し、時期に応じたベストの治療方法を提供できるように頑張りたいと思います。

●食事療法:
管理栄養士による食事の見直し。理想的なカロリーや塩分摂取量だけでなく、食事のタイミング゙や一回の食事の中での食べる順番に至るまで指導。

●運動療法:
糖尿病療養指導士により詳しく情報を収集し、知識の蓄積と意識の補助を行ったうえで、生活・運動のアドバイスを行う。

●薬物療法:
患者さまの生活状況に応じた、オーダーメイドの処方。

●内服薬:
αグルコシダーゼ阻害剤(ベイスン、グルコバイ、セイブル):腸からの糖の吸収を遅らせ、急激な血糖の上昇を抑える薬。

●メトフォルミン:
肝臓への糖の取り込み亢進させ、肝臓からの糖の放出を抑制することで血糖をコントロールする。

●チアゾリジン誘導体:
別名インスリン抵抗性改善薬。血中に存在するインスリンの効果が現れやすくする。

●速効型インスリン分泌促進剤:
すい臓を刺激し、インスリン分泌を促す。内服後効果出現が早い。

●スルホニル尿素薬:
すい臓を刺激し、インスリンを分泌させる薬。種類も多い。

●インスリン:
注射により投与。効果出現までの時間、効果の持続時間、様々の種類がある。吸入型インスリンが開発され、アメリカではFDA(米食品医薬品局)が認可し、臨床の場で使われるようになってきました。日本でも認可されれば、積極的に導入したいと思います。

 このように、多種多様な治療薬があります。患者さま一人ひとりにあった薬を組み合わせ、すこしでも負担がかからず、いい状態になれるよう考えていきたいと思います。
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糖尿病の患者さんは何人くらいいるの?

 糖尿病が強く疑われる人が740万人、 可能性が否定できない人を含めると1620万人。

 戦後60年をむかえ、生活様式の急激な変化、日本人特有の体質、世界に類を見ない速さで高齢化社会へと変化している日本。その糖尿病患者数も世界第5位で、平成14年度(2002年度)の厚生労働省の糖尿病実態調査では、糖尿病が強く疑われる人が740万人、糖尿病の可能性が否定できない人が880万人で、実に成人6人に一人が糖尿病の可能性があると報告されました。平成22年(2010年)には糖尿病の患者数は1080万人になるとも予想されています。

 糖尿病の合併症については、糖尿病性網膜症により年間4000人の患者が失明し、糖尿病性腎症により年間13000人の患者が透析導入になっています。一年間に失明・透析導入になる患者の原因疾患として、糖尿病はそれぞれ第1位となっています。糖尿病性神経症による壊死・壊疽により、年間6000人の患者が下肢の切断をうけています。
 また740万人の糖尿病患者の大血管障害については、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞など)の発症は年間63000人で、脳血管障害(脳梗塞、脳出血など)の発症は年間57000人とも言われ、糖尿病の患者がそれらの疾患になる危険性は健常者の2倍以上と言われています。

日本人の体質、食事の欧米化、車の普及、生活様式の簡便化、今や糖尿病は国民病にまでなっています。しかも自覚症状が乏しいため、合併症がでるまでその重大性に気がつかない人がたくさんいます。

食事・運動の改善、定期的な検査、適した治療を行うことにより、合併症を未然に防ぐことができます。放置して合併症がでてからでは、もう遅いのです。QOL(生命の質)を守るために、正しい知識とやる気をもって、この病気に打ち勝ちましょう。

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 糖尿病だけでなく、高脂血症、高血圧症などの生活習慣病は、渡された薬を飲んでいればいいというものではありません。
病気、合併症、治療についての知識を十分にもったうえで、治療していくことをお勧めします。
 できるだけわかりやすく、しっかりとした知識を身につけていただき、病気に取り組んでいただけるよう「糖尿病教室」を予定しています。具体的なことが決まりましたら、当ホームページにてご報告いたします。乞うご期待ください。

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